医療保険法案採決、大統領の意向待ち=米共和党上院院内総務

[ワシントン 22日 ロイター] – マコネル米共和党上院院内総務は22日、米CNNテレビの番組で、医療保険制度改革(オバマケア)改廃に関連した法案を採決に持ち込むことには前向きだが、トランプ大統領の署名する意向を待っていると明らかにした。

トランプ氏は12日、オバマケアに基づく保険会社を通じた低所得者対象の補助金を停止すると発表。その後、アレクサンダー上院議員(共和)とマレー上院議員(民主)が補助金の支払いを2年間維持する超党派の法案で合意したのに対し、トランプ氏は先週、いったん支持を表明した後に支持を取り下げていた。

マコネル氏は今週超党派の法案が採決に持ち込まれるかとの質問に対し「どのような医療保険に関する法案であれば署名するのかについて、大統領の意見を待っている」と回答。「市場安定に向け何らかの暫定措置が必要であれば、大統領が実際に署名する法案が必要だ」と指摘した。 ライアン下院議長(共和)は今回の超党派の法案に反対姿勢を示している。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。