フィリピン、中国と南沙諸島での軍事プロトコル策定へ=国防相

[マニラ 8日 ロイター] – フィリピンのロレンザナ国防相は8日、中国との間で、海域での「判断ミス」を防ぐための軍事プロトコルを策定する交渉を行うと明らかにした。

国防相によるとフィリピンは8月、南沙(スプラトリー)諸島で実効支配する最大の島、パグアサ島(英語名ティトゥ島)から約4キロメートル離れた砂州に仮の建造物を設置しようとした。ところが、中国がこれに異議を唱え、複数の船を差し向けたという。

フィリピンのドゥテルテ大統領は、関係が緊迫化しないよう、軍隊に撤退を指示。建設は中止された。

ロレンザナ国防相は「中国と膝を交え、あらゆるインシデント(出来事)を迅速に解決するプロトコルを作成し、合意するつもりだ」と表明。交渉は年内に開始する見込みだと述べた。

さらに「問題の海域であらゆる誤算を避けられることを願っており、そのためにはいかなる問題にも対処できるプロトコルが必要だ。高位の当局による判断を待ってはいられないからだ」と説明した。

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