EU、カンボジア選挙の資金援助停止 最大野党の解党命令を批判

[プノンペン 12日 ロイター] – 欧州連合(EU)は、カンボジアの最高裁が同国最大野党のカンボジア救国党の解党を命じたことを受け、2018年の同国総選挙への資金援助を停止した。EUが選挙委員会に送付した書簡で明らかになった。

最高裁は先月、カンボジア救国党について「政府転覆計画に関与した」とするフン・セン首相の訴えを認め、解党を命じた。同党のケム・ソカ党首は、反逆罪で逮捕された。

ロイターが入手した12月12日付の書簡でEUは「主要野党が独断的に排除された選挙の手続きは正当でない」とし、こうした状況下で、信頼できる選挙手続きが進められる可能性はないと考えていると説明している。

EUと日本は、カンボジアの選挙に資金面で大きな支援をしている。

カンボジア政府報道官は、援助資金がなくても選挙を実施できると述べている。

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