米スタバ「ラテの量が少ない」訴訟、連邦地裁が原告の訴え却下

[7日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックス<SBUX.O>がミルクのコストを削減するために飲料の量を少なくして顧客を欺いたとして訴えられていた裁判で、米カリフォルニア州の連邦地方裁判所判事は5日、証拠不十分として原告側の訴えを却下した。

この訴訟は、カリフォルニア州の住民2人とニューヨーク州の住民1人が全米規模の集団訴訟を目指して起こした。

原告側は、スターバックスがバリスタに対し、提供するカップの縁から少なくとも4分の1インチを空けるなどして原料を節約するよう指示していると主張。ラテ飲料の量を約25%少なく提供しているとして不正行為と虚偽広告を申し立てた。

連邦地裁のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、原告側はスターバックスのラテ飲料の量がメニューに記載された量を下回っていることを証明していないと判断した。また判事は、泡立てたミルクをメニューに記載の飲料の全体量に含めるべきではないとの原告側の主張も退けた。判事は、分別のある顧客は泡立てたミルクが一定の量を占めることを承知しており、また原告側も泡がこうした飲料に欠かせない構成要素であることを認めたと説明した。

コメント要請に対する原告側弁護人とスターバックスの回答は得られていない。

関連記事
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。
中国で保守国家秘密法改正案が5月1日から施行される。台湾で中国本土・香港及びマカオに関する業務を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国渡航の必要性について慎重に考えるよう呼びかけている。
  オランダの総合情報保安局(AIVD)は、中国共産党によるスパイ活動が、オランダおよび国際社会の安 […]
韓国の申源シク国防相は1日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への部分参加に向けた協議を行ったと明らかにした。