北朝鮮、抑留米国人3人を解放 首脳会談控え

[ワシントン 9日 ロイター] – 北朝鮮は9日、抑留していた米国人3人を解放し、ポンペオ国務長官に引き渡した。

トランプ米大統領は、3人がポンペオ氏とともに帰国の途についたと明らかにした。一行は米東部夏時間10日午前2時(日本時間午後3時)、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ氏が出迎える予定だ。

3人の体調は良好のもよう。トランプ氏がツイッターに投稿した。

韓国は今回の動きについて、米朝首脳会談に向け前向きと評価、北朝鮮に対し自国民6人の解放も求めた。

ホワイトハウスによると、トランプ氏は首脳会談予定を控える中での解放実現について「善意を前向きな形で示すもの」と認識している。解放された3人は手助けを必要とせず、徒歩で航空機に乗り込んだという。

マティス米国防長官は解放を受け、トランプ氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の会談について、「何らかの成果が得られると楽観的になる根拠はある」と述べた。

北朝鮮は9日、米国に対して2国間の緊張状態はなお存在しているとして、「苦労の末得られた対話ムードを壊す恐れのある言動や行動」をしないよう警告した。国営メディアが伝えた。

同報道は「米国は一貫して、北朝鮮への敵対政策に固執し、世論を誤った方向へと導いている。こうした行動の結果、自国の安全保障を危険にさらす事態に陥る可能性がある」とした。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください。)

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。