衆院内閣委でIR法案可決、衆院通過は来週の見通し

[東京 15日 ロイター] – 衆議院内閣委員会は15日、安倍晋三内閣が今国会の重要法案の1つと位置づける統合型リゾート(IR)施設の整備法案を賛成多数で可決した。衆院本会議での採決は週明けになる見通し。

ギャンブル依存症などへの懸念を緩和するため、入場回数を週3回、28日間で10回に制限するなどの内容も盛り込み、依存症問題の深刻化を重視する公明党などに配慮する内容となっている。

野党側は、依存症問題への対応が十分ではなく、地域振興や雇用創出の効果についても疑問点が多いとし、法案成立阻止を掲げ、与野党対決法案の1つとして注目されてきた。

立憲民主党など野党側は、13日に内閣委員会の山際大志郎委員長の解任決議案、14日には同法案を所管する石井啓一国土交通相の不信任決議を提出。委員会採決の先送りを狙ったが、それぞれ与党の反対多数で否決された。

同法案の衆院本会議での採決は、野党側への配慮もあり、来週に先送りされた。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

関連記事
  イギリス政府は、中国共産党のスパイ活動に対する懸念から、2025年4月までに国内の重要施設からす […]
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。