米輸出規制違反容疑で中国国籍の男訴追、対潜兵器関連機器を密輸

[ボストン 21日 ロイター] – 米国在住の中国国籍の男が21日、米輸出規制への違反などの疑いで逮捕・訴追された。

裁判所への提出文書によると、この男は中国を拠点する潜水技術関連の輸入会社を複数経営。中国人民解放軍と関連のある企業と共謀し、対潜兵器として使用され得る製品を密輸しようとしたという。

在米中国大使館からのコメントは得られていない。中国国防省および外務省も、ファクスで求めたコメントに応じていない。

検察当局によると、この男は2015─16年に78機のハイドロフォン(水中聴音機)を中国の軍事研究機関である西北工業大学(NWPU)に輸出した。米商務省は国家安全保障上、人民解放軍と軍事能力の強化で協力関係にあるNWPUへの輸出には関連免許の取得を義務付けているが、容疑者は輸出先がNWPUであることをサプライヤーに隠して密輸を試みたという。

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