クシュナー氏、アッバス議長を批判 中東和平案を近く公表へ

[エルサレム 24日 ロイター] – トランプ米大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問は、米政権が近く中東和平案を公表する計画であることを明らかにした。

パレスチナ自治政府のアッバス議長の支持が得られなくても、計画を進めるとしている。

24日付のパレスチナ紙アルクッズのインタビューで述べた。

米政府とパレスチナ自治政府の関係は、トランプ氏がエルサレムをイスラエルの首都と認定し、在イスラエル大使館をエルサレムに移転して以降、悪化している。

クシュナー氏は「議長が交渉の席に戻れば、われわれも関与する用意があるが、戻らなければ、計画を公表するだろう」と発言。「議長に合意をまとめる能力と意思がどれだけあるか疑問だ。議長の論点は過去25年間変わっていない」と述べた。

パレスチナ自治政府のエレカト首席交渉官は「(米政権は)パレスチナの穏健派陣営を破壊しようとしている。われわれを混乱と無政府状態に陥れたいのだ」と批判した。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。