中国の主要港で一部の米国製品の通関手続きに遅れ=関係筋

[北京 6日 ロイター] – 複数の関係筋が6日明らかにしたところでは、中国の一部の主要港で、米国から輸入された製品の通関手続きが遅れている。米国が6日に対中追加関税を発動する中、米国からの豚肉や大豆などの輸入に影響が出る可能性がある。

上海にある企業の関係者によると、上海港では一部の米国からの輸入品の通関手続きが止まっている。

当局から貨物を留め置く指示は出ていないもようだが、税関当局は米国の追加関税への報復を表明している中央政府から正式な通達が来るのを待っているとみられる。

山東省の商品トレーダーは、北部の主要港の税関当局者の話として、中国政府が報復関税の対象に挙げた米国製品の通関が遅れていると明らかにした。通関の遅れは現地時間5日深夜に始まったという。

税関総署は通関の遅れについてコメントしていない。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。