トランプ米大統領、NATO加盟国を批判 防衛費と貿易慣行巡り

[ワシントン 9日 ロイター] – トランプ米大統領は9日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国は米国に対し貿易黒字を維持しながら、防衛費の負担では十分な責務を果たしていないとして批判した。

11─12日に開かれるNATO首脳会議への出席を前に、加盟国の防衛支出と貿易慣行に不満を示した。

トランプ氏はツイッターに「米国は他のどの国よりも多くNATOのために支出している。これは公平ではなく、容認できない。加盟国は私の就任以来、負担を拡大してきたが、さらなる取り組みが必要だ」と投稿した。

別の投稿では、欧州の対米貿易黒字を批判した。

米国は現状、NATOの防衛支出の約7割を負担している。NATOは2024年までに加盟国の防衛費を対国内総生産(GDP)比2%以上とする目標を掲げているが、ドイツやスペインなど複数の国は目標を達成できない見通しだ。

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