米テスラCEO、タイ少年救出の英ダイバーに侮辱コメントを謝罪

[18日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、タイの洞窟に閉じ込められた少年らの救出に当たった英国人ダイバー、バーン・アンズワース氏に対し、自身の侮辱的なコメントを謝罪した。

マスクCEOはツイッターで「わたしに対する彼(アンズワース氏)の行為は、わたしの彼に対する行為を正当化しない。アンズワース氏とわたしが代表する企業に謝罪する。過失はわたし1人にある」と投稿した。

マスク氏は当初、洞窟に閉じ込められた少年らの救出作戦の支援に向け、自身の宇宙ベンチャー「スペースX」が開発した潜水艦を差し向けることを提案したが、断られた。CNNによると、アンズワース氏は潜水艦が「機能する可能性は全くない」とし、「ただの宣伝行為だ」と発言。これを受け、マスク氏はツイッターでアンズワース氏を「小児性愛者」と罵倒していた。

弁護士から法的な助言を求めるとしていたアンズワース氏は、マスク氏の謝罪について「知っている」とした上で、さらなるコメントは控えるとロイターに述べた。

マスク氏は18日のツイートで、潜水艦提供の申し出は親切な行為だったとし、アンズワース氏の発言に怒りを感じて発したコメントだったと釈明した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]