ベネズエラのインフレ率、2018年末までに100万%に=IMF

[23日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)の高官は23日、ベネズエラのインフレ率は2018年末までに100万パーセントを突破するとの見通しを示した。

ワーナー西半球局長は、IMFのブログで「ベネズエラのインフレ率は2018年末までに100万パーセントを突破し、1923年のドイツや2000年代末のジンバブエのような状況になる」と指摘した。

ロイターはベネズエラ情報省にコメントを求めたが、応答はない。

ベネズエラでは2014年の原油価格急落を受けて補助金や物価統制といった社会主義的システムの維持が困難となり、経済が悪化した。

野党が主導する議会の集計によると、ベネズエラの消費者物価は、今年6月までの12カ月間に4万6305%上昇した。ベネズエラの中央銀行が基礎的な経済指標の公表を停止したことから、議会は2017年以降、独自のインフレデータを発表している。

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