イスラム国最後の拠点、数日中に制圧へ=シリア民主軍司令官

[バグズ近郊(シリア) 17日 ロイター] – シリア東部で米軍の支援を受けて過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を続ける「シリア民主軍(SDF)」は16日、数日以内にIS最後の拠点を制圧するとの見通しを示した。

ISの残存勢力をイラクとの国境に近いバグズ村周辺に追い詰めたとしている。

これに先立ち、トランプ米大統領は15日、シリアについて今後24時間以内に「素晴らしい発表」があると表明。

16日にはツイッターに「(ISの)崩壊が迫っており、米国は欧州の同盟国に、シリアで拘束された800人以上のIS戦闘員を引き取って裁判にかけるよう求めている」と投稿した。

SDFによると、バグズ村周辺に追い詰められたISの戦闘員は大半が外国人。シリア中部の砂漠やイラクの都市にも戦闘員が潜んでおり、新たな攻撃は可能だが、ISの支配地域はほぼ消滅したとみられる。

2月17日、シリア東部で米軍の支援を受けて過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を続ける「シリア民主軍(SDF)」は16日、数日以内にIS最後の拠点を制圧するとの見通しを示した。写真はバグズ近郊で撮影(2019年 ロイター/RODI SAID)
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