北朝鮮、寧辺施設の提案内容が明確でなかった=米国務長官

[マニラ 1日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は1日、ハノイで行われた米朝首脳会談について、北朝鮮は基本的に制裁の完全な解除を要求したが、寧辺の核施設の解体に向けた提案内容が明確ではなかったと述べた。

長官はマニラで会見し「(北朝鮮は)寧辺で行う用意があることについて、かなり開けっぴろげに説明したが、全体としてどのような提案をする用意があるかについては、完全に明快な説明がなかった」と発言。「交渉のテーブルに戻り、あの会話の続きをしたい」と述べた。

長官は北朝鮮が「基本的に制裁の完全な解除を要求した」とも述べた。

トランプ大統領は、物別れに終わった米朝首脳会談について「北朝鮮が全面的な制裁解除を要求した」と説明。北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、北朝鮮は寧辺の核施設廃棄を提案し、その見返りとして制裁の一部解除を求めるという現実的な提案を行ったと主張している。

関連記事
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
ドナルド・トランプ前米大統領は最近、フロリダ州で米誌『タイム』のインタビューに応じた。 『タイム』が掲載した「 […]
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。
中国で保守国家秘密法改正案が5月1日から施行される。台湾で中国本土・香港及びマカオに関する業務を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国渡航の必要性について慎重に考えるよう呼びかけている。