金正男氏殺害事件、ベトナム国籍被告が死刑免れる

[クアラルンプール 1日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、検察側が殺人罪で起訴されていたベトナム国籍のドアン・ティ・フォン被告の訴因を傷害罪に変更した。裁判所は1日、同被告に3年4カ月の禁錮刑を言い渡し、同被告は死刑を免れた。

同被告はすでに2年間勾留されており、弁護士によると、減刑措置により早ければ来月にも釈放される見通しという。

もう1人の実行犯とされたインドネシア人女性は、検察側がすでに起訴を取り下げ、先月釈放されている。

米韓の当局者は、北朝鮮の現体制が金正男氏の殺害を指示したとの見方を示しているが、北朝鮮側は疑惑を否定している。

事件を主導した人物は現在も逃亡中とみられており、2人の女性を殺人罪で起訴したマレーシアには批判の声が上がっていた。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。