[クアラルンプール 1日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、検察側が殺人罪で起訴されていたベトナム国籍のドアン・ティ・フォン被告の訴因を傷害罪に変更した。裁判所は1日、同被告に3年4カ月の禁錮刑を言い渡し、同被告は死刑を免れた。
同被告はすでに2年間勾留されており、弁護士によると、減刑措置により早ければ来月にも釈放される見通しという。
もう1人の実行犯とされたインドネシア人女性は、検察側がすでに起訴を取り下げ、先月釈放されている。
米韓の当局者は、北朝鮮の現体制が金正男氏の殺害を指示したとの見方を示しているが、北朝鮮側は疑惑を否定している。
事件を主導した人物は現在も逃亡中とみられており、2人の女性を殺人罪で起訴したマレーシアには批判の声が上がっていた。
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