米共和党、不法移民の国外退去手続きの迅速化を計画

[ワシントン 3日 ロイター] – 米国のトランプ政権と共和党は、中米出身の不法移民について、国外退去手続きの迅速化・簡素化を目指している。複数の議員や移民支援団体が明らかにした。

現在、メキシコ、カナダ出身の不法移民に適用されている迅速化・簡素化された国外退去手続きをグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス出身の不法移民にも適用することを目指しているという。

移民支援団体は、米国の亡命法を大幅に改正する内容であり、不法滞在している移民の子供が危険な中米諸国に送還させる恐れがあると批判。

民主党の反発は必至で、単独での議会可決は難しいとみられるが、司法委員会のグラム委員長(共和党)は、民主党が支持する別の法案と抱き合わせる形なら可決は可能かもしれないとの見方を示した。

同委員長は、国土安全保障省の指針が明確になり次第、早急に法制化に向けた作業を開始すると表明。「その上で交渉を開始する」と述べた。

トランプ大統領は3日、「議会は協力して国境の抜け穴を直ちにふさぐ必要がある! 措置が講じられない場合、国境は、もしくは国境の大部分は、閉鎖される。これは国家非常事態だ」とツイッターに投稿した。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。