評論

貿易摩擦で誤ちを重ねる習主席 背後に王滬寧氏の影

トランプ政権は、中国が米中通商協議での約束を覆したとして、5月10日から2000億ドル相当の中国製品への追加関税を10%から25%に引き上げた。昨年から回数を重ねてきた協議は合意を目前にして暗礁に乗り上げた。そして1カ月経った今も、中国は局面打開の糸口を見出していない。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル同月9日付の報道は、中国が判断を誤ったと指摘。中国当局は、米経済が減速すれば、トランプ政権の対中強硬姿勢は軟化するだろうと予測したという。

ニューヨーク・タイムズも、貿易交渉関係者や専門家などの分析を基に、習近平主席の判断で中国側が約束を撤回したとの見方を示した。

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