天安門事件30年、北京市は厳戒態勢

[北京 4日 ロイター] – 中国で民主化を求める若者らを当局が武力で鎮圧した天安門事件から4日で30年となった。北京市中心部の天安門広場やその周辺は当局が警察官らを配備し、厳戒態勢が敷かれている。

北京市内の随所で通行人の身元チェックや車の荷物検査が行われている。天安門広場に入るために観光客は長い列に並び、セキュリティーチェックを受ける必要がある。

一方、ロイターが取材した観光客の大半は30年前の出来事についてほとんど知らないか、議論するつもりはないとコメントした。30周年を記念し、抗議活動や関連イベントが行われる様子はない。

人権団体によると、当局はここ数週間、反体制派や活動家らを拘束したり、自宅軟禁下に置いているという。

中国政府による圧力を背景に金融情報を提供するリフィニティブは、アイコン端末から天安門事件に関連するロイターのニュースを削除した。

関連記事
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。
中国で保守国家秘密法改正案が5月1日から施行される。台湾で中国本土・香港及びマカオに関する業務を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国渡航の必要性について慎重に考えるよう呼びかけている。
  オランダの総合情報保安局(AIVD)は、中国共産党によるスパイ活動が、オランダおよび国際社会の安 […]
韓国の申源シク国防相は1日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への部分参加に向けた協議を行ったと明らかにした。