無学から国士となった名将 呂蒙
呂蒙(りょもう、178年―219年)は三国時代の呉の英雄であり、大都督まで上り詰めた人物です。しかし彼の家は貧しく、小さい時から字を読めませんでした。その後、彼は努力して知識を身に着け、最終的には戦わずにして関羽を生け捕りにしました。
15歳の時、非常に度胸がある彼は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と豪語して、姉婿である鄧当の軍に入って戦いました。その後、呂蒙は孫権の配下に入り、功績を次々と挙げていきました。段々と要職に就いた呂蒙でしたが、全く無学であったため、皆から「呉下の阿蒙(呉の国にいる無学な子供)」と呼ばれていました。
この状況を見かねた孫権は呂蒙に学問を勧めました。そして、歴史の教訓をたくさん汲み取れば視野も広くなれると説きました。そこで、呂蒙は勉強を始めました。書物を手ばなさず、日々勉学に励むことで、有名な儒者にも勝るほどの学問を身につけました。呂蒙は孫権から「国士」と称賛されました。
関連記事
第一次世界大戦の塹壕で、敵同士の兵士が同じクリスマスの賛美歌を歌い、銃を置いた夜があった。天使ではなく、人の声が「地に平和あれ」を響かせた奇跡の物語
冬の冷えで不調を感じやすい季節に。中医学の考え方から、腎を温め心と脳を守る「にらラーメン」を解説。身近な食材でできる、冬の養生をやさしく学べる一編です。
抗うつ薬は本当に「脳の不調」を治しているのか。元FDA医師が、化学的不均衡説の限界と長期投薬のリスクを指摘し、うつ病治療を根本から見直す必要性を訴えます。
なぜ私たちは、気づかぬうちにネガティブ思考の渦に飲み込まれてしまうのか。脳科学と最新研究から「絶望のループ」の正体をひもとき、抜け出すための具体的なヒントを探ります。
101歳で運転も世界旅行も現役──栄養学者が語る、遺伝ではなく「7つの生活習慣」こそが長寿の鍵。誰でも実践できるシンプルな秘訣が詰まっています。