Shutterstock
コレステロールに優れている

一日二個の卵って本当に身体に悪いの?

適正な量のコレステロールは身体には必要ですが、摂取し過ぎると心臓にあまりよくありません。標準サイズのは187mgのコレステロールが含まれています。この数字は、毎日に摂取すべきコレステロールの50~90%にもなります。そうなると、やはり一日一個の卵でも食べすぎになる可能性もあります。

しかし、科学者たちは、すべてのコレステロールが等しく産生されるわけではないこと、そして複数のたまごが実際にコレステロール値に良い影響を与える可能性があることを発見しました。

Shutterstock

ある研究によると、コレステロールの大部分を含む卵黄を含む卵を一日に複数個食べた人は、コレステロールの異常はなく、むしろプラスの効果が出たのです。1日に数個の卵を食べた数週間後に「健康な」コレステロール(健康な細胞を作り上げ、体が特定のホルモンを作り出すのを助けます)の数値が上がったのです。悪玉コレステロール(動脈を遮断して心臓病を引き起こす可能性があるもの)に変化はなく、卵に含まれるコレステロールの種類が実際にはそれほど大きな要因ではないことを示唆しています。

また、一日に卵を複数個食べる人は、コレステロールの値にも改善が見られましたが、コレステロールの質にも改善が見られました。

コレステロールは体にとって非常に重要な分子であるため、人間は食事で十分に摂取できないときに実際に自分自身でそれを作り出します。 それは肝臓で生成され、食事では十分なコレステロールが摂取できない場合、細胞の生成に必要な各種のコレステロールを作るのです。

Shutterstock

被験者が1日に複数の卵を食べると、被験者自身の肝臓がそれに順応するのが分かったのです。つまり、彼らの食物コレステロールが上がるにつれて肝臓のコレステロール値は下がったのです。人間の体は自身の機能が働いて上手く調整されていて、そのような栄養豊富な食品を食べている間、危険なほど高いコレステロール値に苦しまないということが確認されました。

ただ、すべての体が異なることに注意することが必要です。そして、コレステロール摂取量に特に敏感にするAPOE遺伝子上のユニークな対立遺伝子を持つ人も中にはいるのです。 したがって、特定の食事が安全であると研究が示唆している場合でも、コレステロール値を監視し続けることが重要です。

しかし、ほとんどの健康な人にとって、コレステロールはそれほど怖いものではありません。1日に2個のたまごがあなたのコレステロール値を正常なものにしてくれるということは事実なのです。

大紀元ウェブ編集部

関連記事
最新の研究によれば、コーヒーに含まれる自然由来の成分が、年齢とともに起こる筋肉減少を防ぐための秘密兵器となるかもしれないのです。
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。
多くの人が長生きして幸せになりたいと願っていることでしょう。これはどこの国の人にとっても共通の願いです。実は長 […]
アメリカのリーバイス(Levi’s)は、デニム生地とジーンズの製造で有名であり、その製品は世界中で販売されています。ジーンズをいつ洗うべきかという問題に対して、同社の最高経営責任者が自身の考えを表明しました。
古代中国では、二輪の戦車は戦場に欠かせない乗り物でした。紀元前2000年ごろの夏(か)の時代に現れ、歩兵や武器を戦場で移動するために使われました。