米、不法移民の摘発開始 数都市で小規模

[14日 ロイター] – 米移民税関捜査局(ICE)は週末に小規模な不法移民摘発を実施した。トランプ米大統領は前月にツイッターで不法移民を摘発すると表明。その後、摘発は延期されたが、12日にトランプ氏が週末から全米10都市で摘発を開始すると記者団に語っていた。

移民やその支援団体は大量の逮捕者が出ると予想していたが、14日夜の時点で、数都市から小規模な摘発が実施されたという報告しか入っていない。

ICEのアルベンス局長代行はFOXニュースに対し、摘発は、裁判所から国外退去を命じられた不法移民を対象に実施していると述べた。

ニューヨークのデブラシオ市長は、13日に市内3カ所でICEの摘発が実施されたが逮捕者はでていないと述べた。14日は摘発は実施されていないとした。

デブラシオ市長は「これはトランプ大統領の政治的行動だ。かれは自身の再選のために政府機関を政治利用した」と指摘した。

コロラド州デンバーの支援団体によると、ICEか警察が14日に3人の身柄を拘束したという未確認の情報がある。

フロリダ州マイアミでは、ICEが目撃されているが、逮捕者の情報はない。

ICEの報道官は、局員の安全確保を理由に、摘発についてコメントを差し控えた。

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