【輪廻転生の話】汚職総督が清廉な官僚に生まれ変わった物語

中国清朝の後期に陳其元という清廉な官僚がいました。彼の著書『庸閒齋筆記』には、祖父・陳萬森の輪廻の話が記述されています。陳萬森の生い立ちについて彼の祖父、即ち陳其元の高祖父の陳鑣から述べなければなりません。

陳鑣は現在の雲南省で官職についていました。地元の総督は性格が横暴なうえ、貪欲な人で、些細なことで部下を怒鳴ったりいじめたりしていました。それ故に、総督に対してご機嫌取りをする官僚が殆どでした。

ある日、赤金2百両の買付を終えた陳鑣は、品物と費用の内訳リストを総督に報告すると訳もなく、いきなり怒鳴りつけられました。悔しく思った陳鑣は辞職しようと考えましたが、タイミングよく総督が金銭の問題で諫官に弾劾されました。皇帝は相国(国の政務を総攬する官職)劉文正に捜査を命じました。陳鑣が早速劉文正を訪れたところ、総督側の人間だと誤解され、面会を断られました。

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