原油先物20%超高、過去最大の上昇 サウジとロシアの減産期待で

[ニューヨーク 2日 ロイター] – 米国時間の原油先物価格は、1日としては過去最大の上昇を記録。トランプ米大統領が2日、サウジアラビアとロシアによる減産の可能性があると述べたことなどが背景。

トランプ米大統領は2日、原油の協調減産を巡りサウジアラビアとロシアを仲介したことを明らかにし、両国が最大で日量1500万バレルの減産に踏み切る可能性があるとの見通しを示した。

また報道によると、サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)に緊急会合の開催を呼び掛けたほか、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、サウジが4月から予定よりも日量約300万バレル少ない同約900万バレルに生産縮小する意向だと伝えた。

清算値は北海ブレント先物<LCOc1>が5.20ドル(21.0%)高の1バレル=29.94ドル。米WTI先物<CLc1>は5.01ドル(24.7%)高の25.32ドルだった。

トラディショナル・エナジーのバイスプレジデント(市場調査担当)、ジーン・マクギリアン氏は「問題は何らかの合意に至るかということだ。1カ月前よりロシアは歩み寄りの姿勢が見られるようだ」と述べた。

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