米・イラン和平交渉進行中 米軍はイラン国境付近で待機

2026/04/10
更新: 2026/04/10

トランプ米大統領はイランとの交渉期間中、米軍がイランを包囲し続け「真の合意」が成立するまで撤退しないと投稿で強調した。

また交渉が決裂した場合には致命的な打撃を加えると警告した。米・イランが暫定停戦に入る中、同じく戦火に見舞われてきたレバノンもイスラエルに対して停戦交渉を申し入れた。

これに対しイスラエルのネタニヤフ首相は、交渉ではヒズボラの武装解除を中心的な議題とし、イスラエル・レバノン間の和平実現を目指すと改めて声明を発表した。

米中央軍司令官のクーパー大将は次のように述べた。

「われわれは引き続き駐留し、高度な警戒態勢を維持しながら、いつでも行動できる準備を整えている。また、世界で最も先進的かつ最大規模の現役防空システムの維持に向け、地域パートナーと連携して活動を継続する」

トランプ大統領も重要な投稿を発表し、米国の艦船・航空機・軍人、および追加の弾薬・兵器・装備は「真の合意」が成立し「完全な履行」が確認されるまで、イラン国内およびその周辺に引き続き駐留すると表明した。

トランプ大統領はまた、いかなる理由であれ合意が履行されなければ「戦火が起こる、その規模の大きさ、手段の巧妙さ、力の強さは、これまでに類を見ない、世界を震撼させるものとなる」と強調した。

これに先立ち、クーパー司令官は、米国とイスラエルが連携して、体系的にイランが大規模な軍事作戦を遂行する能力を破壊したと指摘した。

クーパー司令官は「40日足らずで、あなたたち(米軍)はイランが40年以上かけて築いた軍事力を破壊した」と述べ、さらに「イランのミサイル、無人機、海軍戦力、および国防産業基盤の破壊を含む、あらゆる重要戦略的軍事目標が達成された」と語った。

イラン戦争の現地指揮官として、クーパー司令官は、進行中の停戦合意に基づき米軍が攻撃作戦を停止していることを改めて確認した。

一方、イスラエル軍はレバノン国内の武装勢力に対する攻撃を継続し、ヒズボラの脅威に対処している。

イスラエル軍は先に、ヒズボラ指導者ナイム・カッセム氏の甥で秘書を務めるアリー・ユースフ・ハルシー氏をベイルートでの空爆により排除したと発表した。ハルシー氏はヒズボラ幹部の業務および警護において中核的な役割を担っていたとされている。

またレバノン南部では、テロ組織「レバノン抵抗旅団」の指揮官マーヒル・カーセム・ハムダン氏も殺害された。同氏は戦闘員の勧誘と武器・資金の調達支援を主な任務としていた。

同日、他にも十数名のテロリストが相次いで排除された。

イスラエル軍はさらに、ヒズボラがリタニ川以南に武器を輸送するための主要な越境ルート2か所を破壊したほか、レバノン南部の武器貯蔵拠点、発射陣地、指揮センターなど約10か所を破壊した。

ネタニヤフ首相は声明を発表し、内閣が「できる限り速やかに」レバノンとの停戦交渉を開始し、ヒズボラの武装解除について協議すると表明した。

首相はまた、レバノン側が直接交渉の開始を複数回にわたり要請してきたとした上で、交渉はヒズボラの武装解除と、イスラエル・レバノン間の二国間和平構築に焦点を当てると述べた。