米イラン情勢が緊迫するなか、イラン政府は再びCNN記者のテヘラン入りを認めた。しかし、その後放送された取材映像には、イラン軍が市民や子供に銃器の扱いを訓練する場面や、テレビ番組の司会者がトランプ米大統領を標的に見立てて射撃する場面が含まれており、CNNがイランの政治宣伝に利用されたのではないかとの批判が出ている。
CNNが放送した映像には、イラン軍が子供や市民に武器の扱いを教える場面が含まれていた。これに対し、批判の声が上がっている。
イラン当局は、武器訓練や市民の行進を公開することで、国民が政権を支持し、戦闘に備えているかのような印象を演出していると見られている。関連映像には政治宣伝の色合いが濃いとの批判も出ている。
一部の人は、CNNが関連内容に十分な検証を加えず、そのまま報じたことで、結果的にイラン政権の宣伝に利用されかねないと指摘している。
また、イラン国営テレビは最近、複数のチャンネルで武器訓練番組を大々的に放送している。番組では、市民に銃器の扱いを教えるだけでなく、トランプ米大統領やイスラエルのネタニヤフ首相、アラブ首長国連邦の国旗を標的にしたとみられる挑発的な映像も放送された。
国際的な批判を招いているのは、イラン革命防衛隊が子供を動員している問題だ。革命防衛隊は3月26日、軍事関連任務に参加できる年齢を12歳に引き下げた。一部の子供や青少年が検問所に配置され、巡回任務にも就いているという。
最近では、テヘランの検問所で任務に就いていた11歳の少年が、ドローン攻撃で死亡した。人権団体などは、子供を軍事関連施設や検問所に配置することは、危険にさらす行為だとして強く非難している。
国際法では、15歳未満の子供を武力紛争に参加させることは禁じられている。イランは「子どもの権利条約」の締約国でもあり、こうした対応には、国際社会から批判が強まっている。
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