モスクワ市、数週間以内に病床不足の恐れと警告

[モスクワ 14日 ロイター] – モスクワ市当局は、大量の新型コロナウイルス感染患者収容により、懸命な病床確保努力にもかかわらず、今後2─3週間で病床がいっぱいになる可能性があると警告した。

ロシア国内で状況が最も深刻なモスクワでは、新型コロナ感染者治療のため病院を急遽改造し、数千床を新たに確保している。しかし当局者らは、それでは不十分で、さらに収容能力を高める作業を急ぐ必要があると述べている。

モスクワ保健当局は、13日夜に声明を発表し、「統括本部では、連邦政府や州立、民間のクリニックの増加分を含めても、改造した病院の病床も2─3週間で不足する可能性があると予想している」と表明した。

また、状況が不透明なことから、今後さらに24の病院を改造し、10日以内に合計2万1000床を確保する計画と説明した。

この日新たに確認された感染者は過去最大の1489人で、登録感染者数は1万3002人となった。

モスクワを含む全土の感染者合計は2万1102人、死者は170人となっている。

 

 

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