都市封鎖の解除、段階的に進める必要=WHO

[ジュネーブ 15日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は15日、新型コロナウイルス対策として導入した都市封鎖(ロックダウン)などの規制を緩和する際には、少なくとも2週間の期間を置いた上で、次の緩和措置に踏み切るべきだとの見解を示した。

WHOは最新の戦略報告で、世界は「重要な岐路」に立っていると指摘。どのような措置が必要かを決める際には「スピード、規模、公平性」を重視すべきだと述べた。

WHOは、一部の国が都市封鎖の解除を検討していることについて、解除は段階的に進めるべきだと主張。解除措置の効果を見極めた上で次の段階に移る必要があるとの見解を示した。

「理想的には、移行の各段階の間に最低でも(新型コロナ感染症の潜伏期間である)2週間の期間を置き、新たな感染拡大のリスクを理解し、適切に対応する時間を設けるべきだ」と主張。「(規制の)再導入と感染の再拡大のリスクは今後も続く」としている。

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