(TANAKA Juuyoh/Creative Commons)

私も「法輪功」について論じます

私が初めて法輪功のことを聞いたのは大学生の時だった。当時、中国では法輪功への迫害が始まり、新聞やテレビ、ラジオなどのメディアが天地を覆うほどの勢いで法輪功を批判していた。そのため、学校では皆が公然と法輪功について話すことを控えていた。当時、各マスコミは同様の意見しか報道しなかった。

北京の大学を卒業すると、私は広東へ行った。そこは政治的な環境が多少緩いため、法輪功を理解する機会に恵まれた。法輪功についてよく考えてみると、いくつか疑問に思うことがあった。仮に法輪功が、中国共産党の宣伝するような悪いものだったとしたら、なぜこれほど多くの人たちが意志を貫いてその気功を続けているのだろうか? 時々、親しい同僚との間で法輪功の話をしたが、当時の政治的な圧力のため、あまり深くは言及しなかった。

その後、私は広東省のある有名な大学の大学院に願書を提出した。面談の時、意外にも政治審査の教授から法輪功についての見解を問われた。まだ事態の深刻さを意識していなかった私は、中立的な意見を述べた。その後、誰かが私に言った。「その発言のせいで、君は試験の成績が1位だったにもかかわらず、不合格にされそうになったよ。でも、米国から帰国したある教授が君の履歴書を見て、君を弁護してくれたおかげで、ようやく合格したんだ」と教えてくれた。その後、私はその教授の助手となった。この一件から、私は法輪功について同情するようになった。特に、それらの迫害された法輪功学習者の境遇に深い同情を感じた。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。