金正恩氏、故金主席生誕記念日に参拝せず 健康巡る憶測浮上

[ソウル 17日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日である15日の「太陽節」に姿を見せなかったことを受け、アナリストの間では金正恩氏が健康上の問題を抱えているとの憶測が広がっている。

国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)は16日、金日成氏の遺体が安置されている錦繡山(クムスサン)太陽宮殿に政府高官らが訪れたと報じた。ただ、これまでとは異なり、金正恩氏の参拝については言及されず、労働党機関紙の労働新聞が公表した写真にも金正恩氏の姿はなかった。

これを受け、金正恩氏が健康上の問題を抱えているのではとの憶測が浮上。韓国世宗研究所のCheong Seong-Chang上級研究員は「一時的にせよ、金正恩氏の健康面や安全面に問題が生じた可能性がある。ただ状況を判断するのは難しい」と述べた。

金正恩氏は11日の党政治局会議には出席していた。

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