スペイン、低所得層向けに最低所得制度を計画 新型コロナ受け

[マドリード 17日 ロイター] – スペインのエスクリバ社会保障相は17日、政府が低所得層約100万世帯向けにベーシックインカム(最低限所得補償)制度を計画していると明らかにした。新型コロナウイルスの影響を緩和する狙い。

5月に閣議決定する。エスクリバ氏は、就職後も当面は受け取れることから求職を後押しすると指摘。毎月の支給額はまだ決まっておらず、予算規模も明らかにしなかったが、財源は国債発行で補うとした。

スペインでは最大で5分の1の世界が月額246ユーロ(266ドル)の所得で生活しているという。

新型コロナ流行を受け、政府が3月14日に開始したロックダウン(都市封鎖)後の2週間で、同国では約90万人が失業した。

この日発表された同国の新型コロナ感染症による死者数は585人増で、前日の551人から伸びが拡大。新たな感染者は900人以上増えた。

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