英、コロナ対応の一部に遅れ 死者4万人覚悟も=専門家

[ロンドン 17日 ロイター] – 英国政府の新型コロナウイルスへの対応を巡り、同国の専門家は17日、対応の一部に遅れがあったとして、新型コロナによる国内での死者は4万人に達する恐れがあるという見方を示した。

ロンドン大学のアンソニー・コステロ教授(国際衛生学)は委員会の会合で「一部の点で政府の対応が遅すぎたという現実を受け入れねばならない。死者は最終的に4万人に達する恐れがある」と語った。

今後は検査体制などの強化が求められるほか、国民の多数が感染することで免疫をつけさせる「集団免疫」について、目安となる6割の達成までさらに5波もしくは6波の感染が必要になる可能性があり、ワクチンの開発が急務だとした。

保健当局によると、新型コロナ感染症による死者は16日夕時点で1万4576人と、前日から847人増加した。またこれまでに34万1551人が検査を受け、計10万8692人の陽性が確認された。

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