香港安全法案、外国人裁判官を治安巡る審理から排除=関係筋

[北京 26日 ロイター] – 中国政府が香港国家安全法の制定により香港の外国人裁判官を治安に関する審理から排除したり、香港に国・市の治安機関を設立することなどを目指していることが、複数の関係者の証言で分かった。

香港では最高裁判所の裁判官23人のうち15人が外国人だが、国家安全法が制定されれば、外国人裁判官は治安に関する審理に関与できなくなり、司法の独立に対する懸念が深まるという。

法案の内容は今後修正される可能性もある。

全国人民代表大会常務委員会法制工作委員会からのコメントは得られていない。

香港政府はこれまで、国家安全法が司法の独立に影響することはないと表明。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は26日、国家安全法が香港における権利や自由を侵害することはないと強調した。

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