ホルムズ海峡全面封鎖は誤認か 新調査で判明

2026/04/08
更新: 2026/04/08

最新の調査報告書によると、ホルムズ海峡は全面封鎖の状態には至っていない。調査によると、多数のタンカーが応答装置を自ら停止したり、GPS情報を改ざんしたりするなどして航行を続けており、いわば電子的な偽装状態によって、市場の判断を誤らせているという。アナリストは、イラン革命防衛隊がこうした手法を通じて、一方で緊張感を演出して原油価格を押し上げ、他方で通航料を徴収して利益を得ていると指摘している。報告書の公表後、国際原油価格が明らかに下落しました。

米独立系投資調査会社シトリーニ・リサーチの最新調査によると、ホルムズ海峡は、伝えられているような全面封鎖の状態にはなっていない。

同社のアナリストは自らオマーン沿岸に赴いて現地調査を行い、多数のタンカーが依然として原油輸送を続けていることを確認した。

報告書によると、タンカー航行の約50%は公開追跡システム上で確認できなくなっている。これは、これらの船舶が応答装置を自ら停止したり、GPS情報を改ざんしたり、退役船舶の識別情報を盗用したり、低出力送信モードを使用したりしているためだという。こうした操作が電子的な偽装状態を生み出し、市場に海峡がすでに全面封鎖されたとの誤った認識を与え、市場の混乱と原油価格の急騰を招いたとしている。

アナリストはさらに、実際にはタンカーの通航がイラン革命防衛隊の管理下に置かれているとみている。通航料を支払い、護衛を受け入れた船舶は通過できる一方、支払いを拒んだ船舶は拿捕されたり、攻撃を受けたりする可能性がある。

報告書は、この「選択的封鎖」によって、イランが一方で市場の緊張を高め、供給逼迫による価格上昇を維持しつつ、他方で通航料の徴収によって利益も得ていると強調した。

この報告書の公表後、北海ブレント原油の価格は1バレル当たり約115ドルから108ドル前後まで下落した。

報告書はまた、戦争勃発以降、30億ドルを超える原油がホルムズ海峡を通って中国に流入したとも指摘した。これらの取引の一部は人民元でイランに支払われており、その資金が間接的に同国の軍事行動を支えている可能性があるとしている。