トランプ大統領は4月7日、イランに対する追加攻撃を停止すると表明した。
トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルへの投稿で「パキスタンのシェハバズ・シャリフ首相およびアシム・ムニール陸軍参謀長との協議、並びに両氏から今夜イランへ向ける破壊力の行使を控えるよう要請を受けたことを踏まえ、イラン・イスラム共和国がホルムズ海峡の完全・即時・安全な開放に合意することを条件として、2週間の期間、イランへの爆撃および攻撃を停止することに同意する」と述べた。
この発表は、午後8時(東部時間)の期限の約1時間半前、そしてパキスタンが攻撃停止を要請したことを受けてなされた。
大統領はさらに、イランが提示した10項目の和平案は交渉継続のための「実行可能な基礎」になるとの見方を示した。
「これは双方向の停戦となる。そうする理由は、我々がすでにすべての軍事目標を達成・超過しており、イランとの長期的な平和、そして中東の平和に関する最終合意まで大きく前進しているからだ」とトランプ大統領はつづった。
これまでの各種提案における論点のほぼすべてで合意に至っており、2週間の停戦によって合意の最終化が可能になるとトランプ大統領は述べた。
「米国大統領として、また中東諸国を代表して、この長年の問題が解決に近づいていることを光栄に思う」と大統領は語った。
イランのアラグチ外相はトランプ大統領の発表に続き、イラン・イスラム共和国最高国家安全保障委員会を代表して声明を発表し、停戦実現に向けて尽力したパキスタン当局者らへの謝意を表明した。
声明は「イランへの攻撃が停止されれば、我が強力な軍は防衛作戦を停止する」とし「2週間の期間中、イラン軍との調整を通じ、かつ技術的な制約を考慮した上で、ホルムズ海峡における安全な通行が可能となる」とした。
アラグチ外相は、今回の決定はパキスタンが提示した15項目の和平提案と、イランの10項目提案に関するトランプ大統領の発言を受けたものだと説明した。
停戦が双方から発表される前、米国およびイスラエルの軍は7日、イランへの攻撃を強化していた。
トランプ大統領は停戦発表に先立ち「一つの文明が今夜滅び、二度と取り戻せなくなる。そうなってほしくはないが、おそらくそうなるだろう」とトゥルース・ソーシャルに投稿していた。トランプ大統領はここ数週間、ホルムズ海峡における船舶へのイラン政権の攻撃に対する報復措置として、イランのエネルギー部門およびインフラを壊滅させると脅してきた。これに対しイランは、攻撃を激化させ湾岸諸国の隣国を標的にすると警告していた。
トランプ大統領はイランへの攻撃予告に対して複数回の期限延長を行っており、最終期限は4月7日午後8時(東部時間)と設定されていた。
期限の数時間前、米中央軍はイランの標的に対して爆発型攻撃ドローンを夜間に発射したと発表した。イスラエル軍も7日、イラン国内の橋梁8区間を攻撃したと発表した。トランプ大統領の最終期限から5時間以内に、複数の湾岸諸国がイランからのミサイルおよびドローン攻撃を受けたと報告した。
一方、イランと国境を接するパキスタンは、今回の紛争において仲介役を担ってきた。
パキスタンのシャリフ首相は7日、交渉が進展していることを理由に、トランプ大統領に対し期限の再延長を要請した。
シャリフ首相はX(旧ツイッター)への投稿で「外交が進展する機会を与えるため、トランプ大統領に2週間の期限延長を切に要請する。パキスタンは誠意をもって、イランの兄弟たちが善意の表れとして対応期間の2週間、ホルムズ海峡を開放するよう求める」と述べた。ホワイトハウスのキャロライン・レヴィット報道官は停戦発表前、パキスタンの提案を受け取り検討中だとエポックタイムズに語っていた。
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