スイス中銀、政府のコロナ対応支出の穴埋めに反対=副総裁

[チューリヒ 23日 ロイター] – スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のフリッツ・ツアブリュック副総裁は23日、新型コロナウイルス対応に向けた国および地方政府向けの支払いを増額し、予算の穴を補てんすることに異議を唱えた。同日付の独語紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングのインタビューに答えた。

昨年、SNBは500億フラン(約528億ドル)に近い利益を出していた。今年は40億フラン超の利益分配を迫られている。これについて同副総裁は「もしSNBの利益分配をある特定の目的に紐付けし始めれば、政治的な意味を持つことになる。それは望ましくない」と述べた。

同副総裁は、金融政策では新型コロナウイルス感染拡大が経済に及ぼした悪影響を吸収できないとの立場を表明。「ここは財政政策の出番だ。財政政策手段がもう使えないとなれば、それは経済全体にさらに悪い結果をもたらす」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
コンゴ民主共和国政府は29日、未加工の銅精鉱およびコバルト精鉱の輸出を禁止する新法令を即日施行し、原料の輸出を制限することで国内での鉱物加工を促進し、付加価値を高め、採掘による収益をより多く国内に留めることを目指している
トランプ米大統領は6日、米軍がかねてイランに対し「第二次世界大戦以来最大規模の打撃」を加える準備を整えていたものの、イラン側当局者から自ら交渉を求める連絡があったため、軍事行動を見送ったと明らかにした。
中共が米人権団体「中国人権(HRIC)」を制裁対象に指定した。HRICは強制労働問題への取り組みに対する「公然たる報復」と非難し、制裁を「名誉の証」と表明
カナダの通信技術の象徴だったノーテルはなぜ失速したのか。国防相が破綻の教訓を踏まえ、外国勢力による知財流出リスクへの警戒を強化するよう呼びかけ。ファーウェイ台頭期との重なりに注目する
OpenAIのAIエージェントが社内テスト中に秘密の掲示板を作り、ハッキング手法や制限を突破する方法を共有していたことが明らかになった。その後、Hugging Faceのシステムにも侵入。AIの自律性がもたらす新たなサイバーリスクに懸念が高まっている