WHO、コロナワクチン候補臨床試験の暫定結果を2週間以内に入手へ

[ジュネーブ/ロンドン 3日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日、新型コロナウイルスのワクチン候補の臨床試験の暫定結果を向こう2週間以内に入手すると明らかにした。

テドロス氏によると、被験者は39カ国の約5500人の患者。臨床では、1)標準療法;2)米ギリアド・サイエンシズ<GILD.O>の抗ウイルス薬「レムデシビル」の使用;3)抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の使用;4)抗エイズウイルス(HIV)薬「ロピナビル/リトナビル」の使用;5)「ロピナビル/リトナビル」とインターフェロンの併用を試験した。

ヒドロキシクロロキンは、効果が示されなかったことを受け臨床試験は中止されたが、新型コロナ予防薬として効果があるかどうかの試験がなお必要という。

WHOの緊急事態対応を担当するマイク・ライアン氏は、年末までにワクチン候補の効果が示されたとしても、量産がいつ可能となるかは不明とし、ワクチンが利用可能となる時期を予測することは賢明ではないとの見方を示した。

また、WHO高官2人は、6万の新型コロナウイルスのサンプルのゲノム解読データからウイルスの約30%が変異の兆候を示したが、現時点で変異したウイルスが「症状を重症化させる証拠はない」とした。

変異したウイルス株は2月時点で確認されており、欧州や米州で流行したという。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。