米コロナ感染者、600万人突破 中西部や各地の大学などで拡大

[30日 ロイター] – ロイターの集計によると、米国の新型コロナウイルス感染者が30日、600万人を突破した。中西部の多くの州で感染が拡大している。

アイオワ、ノースダコタ、サウスダコタ、ミネソタ州は1日当たりの新規感染者が最近、過去最多を記録。モンタナ州とアイダホ州は感染者の入院率が記録的な水準となっている。

全国的には新たな感染者と死者は減少しつつあり、入院率や検査の陽性率も低下しているが、中西部ではホットスポットが発生。アイオワの新規感染者の多くは、一部で対面授業を行っているアイオワ大学やアイオワ州立大学のある郡などで確認されている。

また、サウスダコタ州スタージスでの「モーターサイクルラリー」開催後にも感染が拡大。毎年恒例の同イベントは8月7─16日に行われ、国内各地から36万5000人超が詰めかけた。同州保健当局によると、このイベントに関連した感染者はこれまでに88人となっている。

米国内各地の大学も対面授業再開後に感染者が出て、全面的なオンライン授業への切り替えを余儀なくされている。

ニューヨーク州のクオモ知事は30日、感染拡大を抑制するため、ニューヨーク州立大学オネオンタ校に「SWATチーム」を派遣していることを明らかにした。

ジム・マラトラス学長によると、同校は先週に新学期が始まったが、学生と職員の約3%に相当する100人超の感染が確認されたことを受け、2週間休校となった。学生による大規模なパーティーが複数行われたことが感染につながったという。

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