東地中海の海底資源、トルコが探査延長 ギリシャは非難

[イスタンブール/アテネ 31日 ロイター] – 東地中海の海底資源を巡り、トルコとギリシャが対立している問題で、トルコ海軍は31日、探査船「オルチ・レイス」による探査を当初予定していた9月1日から9月12日まで延長すると発表した。

トルコとギリシャは東地中海の海底資源について、自国領域と主張する大陸棚の範囲を巡り対立。トルコがこの海域に探査船を派遣したことで緊張が高まっている。

両国は東地中海で軍事演習も実施。対立がエスカレートしている。

欧州連合(EU)の欧州委員会は31日、トルコ側に対話を要求。東地中海の緊張を招く一方的な行動を慎むよう求めていた。

ギリシャ外務省はトルコ海軍の発表を違法と非難。「トルコが対話に応じず、引き続き挑発行為をエスカレートさせている」として、地域の緊張緩和と安定を求めた。

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