トランプ陣営へのサイバー攻撃増加、より大規模な攻撃の恐れも

[ロンドン 1日 ロイター] – 米大統領選を控えトランプ陣営へのサイバー攻撃が頻発しており、今後一段と大規模な攻撃も起こり得ることが、ロイターの入手した資料で分かった。

トランプ陣営と契約を結ぶ米サイバーセキュリティー会社、クラウドフレアは業務に関する評価書を作成し、プリンス最高経営責任者(CEO)を含む幹部らに報告。7月9日付の電子メールの中で、トランプ大統領のウェブサイトに対する攻撃の頻度や深刻度が過去2カ月間で増し、6月には記録的な水準に達したと指摘した。攻撃の件数には触れていない。

さらに「大統領選が近づくにつれ、攻撃の数や巧妙さがともに増している」とし、3月15日から6月6日までの期間に、標的となったウェブサイトへのアクセスを遮断することに成功したと説明した。

クラウドフレアは声明で、電子メールやその内容に関する質問には触れず、業務内容や詳細についても回答を避けた。同社はトランプ・バイデン両陣営にセキュリティーサービスを提供しているとし、「政治家の候補者を標的としたサイバー攻撃が増加している。当社はこうした攻撃が自由で公正な選挙に支障をきたすことがないよう、今後も努力していく」と述べた。

トランプ陣営の報道官はコメントの要請に応じていない。バイデン陣営はコメントを控えた。

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