米政権、WHOの批判に反発 コロナワクチン緊急承認巡り

[ワシントン 1日 ロイター] – 米ホワイトハウスは1日、新型コロナウイルスワクチンの緊急承認を巡り世界保健機関(WHO)が表明した懸念に反発した。

米食品医薬品局(FDA)のハーン長官は週末、コロナワクチンの効果がリスクを上回ると確信できるという条件で、後期(フェーズ3)治験完了前にワクチンを承認する用意があると発言。WHOは前日、コロナワクチンの緊急承認には「相当な重篤度や熟慮」が求められるとして、各国に慎重な対応を促した。[nL4N2FX4C2]

ホワイトハウスのディア報道官は声明で「米国はコロナウイルス封じ込めで海外のパートナーとの連携を継続する。腐敗したWHOや中国の影響を受けている国際機関に制約されることはない」と言明。「ワクチンがFDAの安全および効果の基準を満たすことを確実にし、十分に試験され、人々の命を救うために、トランプ大統領が費用を惜しむことはない」と述べた。

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