韓国、新型コロナの重症患者が急増 高齢者の感染増える

[ソウル 2日 ロイター] – 韓国政府は2日、新型コロナウイルスの流行について、国内の新規感染者の40%以上が60歳以上で、重篤・重症患者が増える一因になっているとの見解を示した。

同国では首都ソウル周辺で感染第2波が起きている。

韓国疾病予防管理局(KCDC)は2日、同日午前0時時点の新規感染者が267人となり、前日から小幅に増加したと発表した。累計の感染者は2万0449人、死者は326人。

保健福祉省の高官によると、重篤・重症患者は2日時点で124人。8月18日には9人にとどまっていた。

同高官は「重篤患者が確実に増えている」と発言。同省によると、現在利用可能な重篤患者向けの病床はソウル首都圏でわずか9床となっている。

同高官によると、60歳以上の新規患者が非常に多く、重症者は今後も増えるとみられており、政府は病床の確保を急いでいる。

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