台湾 中国人向け連絡サイト開設 情報提供者募集

2026/06/15
更新: 2026/06/15

台湾の国家安全局(国安局)は6月14日、中国の政治、軍事、経済などに関する情報を幅広く収集するため、米、英、イスラエルなどの情報機関の手法を参考に、公式サイト「中国民衆連絡窓口」を開設したと発表した。

国安局はまた、米中央情報局(CIA)にならい、中国共産党(中共)内部の人物に情報提供を呼びかける宣伝動画も公開した。

1分間の動画は「変化」と題され、現在の中共関係者が抱える不安に焦点を当てた内容となっている。

動画では、次のような台詞が流れる。

「また誰かが連れて行かれた。あの頃、政府に入ったのは安定を求めてのことだった。安定した仕事があれば、家族に良い暮らしをさせられると思っていた。だが今は、すっかり様子が変わってしまった。長年の同僚が一人、また一人と理由も分からないまま姿を消している。説明もない。考えるだけで不安になる」

国安局によると、近年、中国では経済成長が困難に直面し、政治統治も高圧的な状態が続いている。さらに社会や民生をめぐる問題も相次ぎ、現状に対する民間の不満が高まっているという。その結果、台湾の関係機関に自ら接触し、さまざまな情報の提供を希望する中国本土の人々が増えているとしている。

昨年5月には、CIAが中共内部の情報提供者を募集する宣伝動画を公開した。動画は公開から1日で再生回数300万回を超え、1万件以上の「いいね」と2千件以上のコメントが寄せられた。

「中国民衆連絡窓口」は台湾政府の公式サイトである。中国国内または海外にいる中国人がサイトにアクセスした後、複数の安全手順に従って連絡登録を行う仕組みだ。

手順には、外国ブランドのスマホまたはタブレット端末を使用し、端末を初期化すること、実名認証が不要な無線ネットワークに接続すること、VPNと西側企業のウェブブラウザーを使うこと、さらにシークレットモードまたはプライベートブラウズを有効にすることなどが含まれる。

国安局は、中国人から提供された情報について厳格に選別し、専門チームが評価と確認を行ったうえで、必要に応じて連絡を進めると強調した。米