英国、対外援助予算の削減検討 防衛などに振り向け=タイムズ紙

[ロンドン 2日 ロイター] – 英タイムズ紙は、スナク英財務相が対外援助向け予算の一部を削減し、情報活動や防衛能力の増強に振り向けることを検討していると報じた。

英政府は、国民所得の0.7%を海外の開発援助に支出すると約束している。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で経済が打撃を受ける中、英政府は現在、対外援助や防衛、安全保障政策を見直している。

タイムズ紙によると、ある政府関係者は、財務相は政策見直しの結果次第では「(対外援助向けに確保している国民所得の)0.7%(の予算)を流用する姿勢を明確にしている」と話した。

スナク財務相は、対外援助への支出に関する約束を破棄もしくは修正し、資金をより広範囲なプログラムに使えるようにすべきとの立場だとみられる。

ロイターは英財務省にコメントを求めたが、業務時間外のため現時点で回答はない。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。