米国、対イラン制裁に違反した11社をブラックリストに掲載

[ワシントン 3日 ロイター] – 米国は3日、対イラン制裁に違反し、イランの石油、石油製品、石油化学製品の輸出を支援したとして11社に制裁を科した。

財務省は、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)と中国を拠点とする6社を制裁の対象に含めた。イランの石油化学製品の出荷と販売を可能にし、米国がブラックリストに掲載している香港拠点のトリリアンス・ペトロケミカルを支援したという。

国務省は、イランの石油・石油化学部門に関連した取引を行った5社と、これら企業のトップ3人に制裁リストに加えた。

ポンペオ国務長官は、声明で「今日の措置は、テロをあおるなどイラン政権による情勢不安定化につながる活動の資金源の遮断に対する米国のコミットメントを再確認するものだ」と述べた。

今回の措置により、制裁対象となった企業・人物は米国の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。

ムニューシン財務長官は「イラン政権は石油化学製品の売り上げを利用して、引き続きテロ行為などに資金を提供している」と述べた。

関連記事
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
2024年4月30日、上海発香港行きの香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」CX341便は悪天候に遭遇し、2度も香港への着陸に失敗した。同便での恐怖体験について一部乗客は振り返っている。
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。