米国、対イラン制裁に違反した11社をブラックリストに掲載

2020/09/04
更新: 2020/09/04

[ワシントン 3日 ロイター] – 米国は3日、対イラン制裁に違反し、イランの石油、石油製品、石油化学製品の輸出を支援したとして11社に制裁を科した。

財務省は、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)と中国を拠点とする6社を制裁の対象に含めた。イランの石油化学製品の出荷と販売を可能にし、米国がブラックリストに掲載している香港拠点のトリリアンス・ペトロケミカルを支援したという。

国務省は、イランの石油・石油化学部門に関連した取引を行った5社と、これら企業のトップ3人に制裁リストに加えた。

ポンペオ国務長官は、声明で「今日の措置は、テロをあおるなどイラン政権による情勢不安定化につながる活動の資金源の遮断に対する米国のコミットメントを再確認するものだ」と述べた。

今回の措置により、制裁対象となった企業・人物は米国の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。

ムニューシン財務長官は「イラン政権は石油化学製品の売り上げを利用して、引き続きテロ行為などに資金を提供している」と述べた。

Reuters
関連特集: 国際