東京発のGoToトラベル除外、具体的検討していない=官房長官
[東京都 26日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は26日午前の会見で、感染者の多い東京都発のGoToトラベルについて、都が新型コロナウイルス感染症対策分科会の基準で感染状況が2番目に深刻な「ステージ3」に当たるとの判断はなく、分科会からの停止要請などもないと説明した。その上で「政府として東京発について具体的な検討はしていない」と述べた。
昨日開催されたコロナ分科会では、飲食店への営業時間の短縮要請など、今後3週間での集中的な対策を取ることを政府に求めたほか、GoToトラベルで感染拡大地域からの出発分も一時停止を検討すべきだとの提言があった。
コロナ感染がさらに拡大すれば緊急事態宣言も視野に入ってくるとした西村康稔経済再生担当相の発言に対しては、そうした事態にならないよう対策強化が必要との趣旨だと説明。西村担当相は昨日、「感染がさらに広がりステージ4になると、緊急事態宣言が視野に入ってくる」と危機感を示していた。
関連記事
香港紙、りんご日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏が国安全法違反などの罪に問われた裁判で、香港の裁判所は12月15日、同氏に有罪判決を下した。量刑は後日、言い渡される
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで14日、大規模な銃撃事件が発生し、16人が死亡、40人が負傷した。この事件で、市民の男性が銃撃犯から銃を奪い、さらなる被害を防いだとして注目を集めている。
官房長官は、シドニー郊外銃撃事件をテロ行為として断固非難。現時点で邦人被害の情報はなく、政府は年末年始の欧米等でのテロ等に関する注意喚起を継続し、邦人の安全確保に万全を期す方針を示した
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
豪州で12月14日夜、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントを狙った銃撃事件が発生し、少なくとも16人が死亡した。警察は事件をテロ行為と認定し、父子とみられる銃撃犯2人が関与した可能性があるとして捜査を進めている。