ひとり親世帯給付金、厚労省と詰める必要ある=麻生財務相

[東京 27日 ロイター] – 麻生太郎財務相は27日の閣議後会見で、政府がひとり親世帯を対象とした給付金を年内にも再支給するとの報道に関し、決定した事実はないとしつつも「厚労省と詰める必要がある」と指摘し、検討中であることを認めた。

政府が現在策定中の2020年度第3次補正予算および経済対策、21年度本予算に対する、財政制度審議会の意見書(建議)に関連し、「経済回復と財政再建の両立が必要」との見解を示し、「コロナによる経済危機に対応しつつ次の世代に未来をつなぐ責任がある」と述べた。

コロナ対策について、1次、2次補正予算での対応を踏まえ「効果のあったものとなかったものがあった」と指摘。今後は「経済の構造変化に対応し、生産性を向上しようとしているもの(企業)は支援したい」とし、支援対象を精査する方針を示唆した。

(竹本能文※)

関連記事
アップルCEOティム・クックが中国訪問で目指すものとは? 旧式の企業外交戦略の効果とその限界に迫る  […]
中国時報など台湾メディアによれば28日、小林製薬の紅麹(べにこうじ)成分入りのサプリメントを摂取していた台湾高雄市の70歳の女性が腎不全を患ったと報じた。
国連安全保障理事会の専門家パネルによる報告書によると、2023年に約10万人の北朝鮮労働者が海外で働き、北朝鮮に約5億ドルの収入をもたらしたことが明らかになった。収入は大半が北朝鮮当局に送金されており、海外労働者は金正恩政権による制裁回避の手段となっている。
台湾外交部(外務省)は28日、今年の米大統領選で誰が勝利しても台湾に対する米国の支持は変わらないとの見方を示した。選挙戦で中台問題が「操作」されないよう警戒すると表明した。
自衛隊の制服組トップ吉田圭秀統合幕僚長は28日、アメリカのブラウン統合参謀本部議長及び韓国の金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長とテレビ会議を開いた。ブラウン氏は日韓を防衛するという米国のコミッ トメントを再確認した。