仏、コロナワクチン接種対象に消防士・援助関係者を追加

[パリ 5日 ロイター] – フランスのベラン保健相は5日、新型コロナウイルスワクチンの接種対象に50歳を超える消防士・援助関係者を追加すると発表した。

同相はRTLラジオで「ワクチン戦略を強化・加速・簡素化する」と表明。来週から300カ所でワクチンの接種を行う方針も示した。

フランスは4日、接種のペースが遅いとの批判を受けて、ワクチン接種対象に医療従事者を追加。同国では、高齢者施設の入所者を最優先とした最初の1週間で接種を受けた人が516人と周辺国に比べて非常に少なく、マクロン大統領がいらだちを募らせている。

同相は、自宅で生活する75歳以上の高齢者へのワクチン接種も今月中に認める方針を示した。

フランスの新型コロナ感染者は265万9750人と世界で5番目、死者は6万5415人と世界で7番目に多い。

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