鴻海とベトナム企業、バッテリーとEV部品で提携模索

[台北/ハノイ 19日 ロイター] – ベトナム最大の複合企業ビングループは19日、傘下の自動車メーカー、ビンファストが台湾電子機器大手、鴻海(ホンハイ)科技集団との間で、バッテリーや電気自動車(EV)用部品の開発での提携に向けた初期の協議段階にあると明らかにした。

事情に詳しい2人の関係筋がロイター通信に語ったところでは、鴻海はビンファストが所有するEV生産ラインの取得を提案した。

ただ、そのうちの1人によると、ビンファストはEV事業維持のため、提携を望んでいるという。同社は環境に優しい自動車メーカーのイメージを重視しているためだ。

ビングループの広報担当者は「当グループは鴻海からの提案を受けたが、何も具体化していない。提携するとすれば、バッテリーやEV部品の開発に焦点を合わせたものになる。EV製造での協業に関しては何も決まっていない」と説明した。

鴻海はコメントを拒否した。

鴻海は世界のEV市場で主要な部品・サービス提供者となる計画を発表している。ビンファストと合意すれば、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)やEVスタートアップ企業との合意に続くものとなる。

鴻海は、米アップルなど従来の自動車メーカーではない企業に自動車市場での競争への近道を提供することから、業界を揺るがしている。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。